アーシャ会報:号外1

新型コロナウィルスに負けない

アーシャ代表理事 母子保健専門家 三浦 孝子

いつも、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」の活動にあたたかいご支援をお寄せいただき、誠にありがとう ございます。このたびの新型コロナウイルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活や休日の行事などに影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

中国武漢から世界中に拡がってしまった新型コロナウィルス感染症は予測の域を遥かに超え、とうとうWHOもパンデミックと宣言するに至りました。インドは1月末から2月初め、中国帰りの3名が陽性、その後全員回復。水際作戦が功を奏しているように見えました。しかし、3月、観光シーズンに入り欧米からのツアー、中東からの帰国者など報告数が増えて、3月16日現在、感染114名(死者2名、回復者13名)、ここウッタルプラデシュ州(人口約2億3千万人)は感染者13名、回復者4名。保健省からの通達で集会や映画館、学校は休みになっており、アーシャ・インド事務所のある、サムヒギムボトム農工科学大学も閑散として、とても静かです。

しかし、マキノスクールは、いつものように賑やか。朝の集会から、それぞれのセクションでの活動、もうすぐ卒業の有機農業・農村開発コースのクラスも通常通りです。予定されていたスタディツアーの中止や村での収穫感謝祭の延期は残念ではありましたが、これ以上感染が広がらないように、不要不急以外は普通に過ごしながら、みんなで感染予防対策に留意しています。

そんな中で、とてもうれしいことがありました。4月から開始したモリンガプロジェクトの対象村、ソンバイ村から、収穫したてのモリンガの葉が到着しました。村の女性達が丹精込め育ててきたモリンガの初収穫です。傷まないように水を張った発砲スチロールの箱にきれいに並べられたモリンガの葉はキラキラと光っているようでした。量は11㎏(モリンガパウダーにすると1.1㎏)と少ないけれど、今後、増えていくのが楽しみです。栄養豊富なだけではなく、最近の機能性研究の中では「抗菌作用」他、たくさんの機能性が報告されるようになりました。4月には、今年の初収穫モリンガパウダーを日本の皆様にお届けできるのを楽しみにしております。

モリンガや大豆を協働で栽培するための女性グループを作ろうと話し合っています。
3月初め。マイダ村にて。筆者:奥中央