特定非営利活動法人  アーシャ=アジアの農民と歩む会
 
 

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▼第8期事業計画書

7期事業報告書
2010年4月1日から2011年3月31日まで)

I 事業実施の結果  

 本会がインド・U.P.州アラハバード県を中心に活動を始め7年が経過した。その間、多くの支援者や財団、日本政府系受託業務収入(JICA)によって包括的且つ総合的な活動を実施できたことは大きな前進であったと考える。また、事業を通して、日本人派遣スタッフ、現地人スタッフや農村リーダーの育成がなされていることは今期の目標でもあったので、大きな事業成果といえる。

  この成果は現地スタッフ、本会派遣スタッフ、短期専門家、国内事務局、および本会理事、協力者らの協働作業と尽力の賜物である。本会の活動にご支援、ご協力してくださっている全ての方々に心より感謝したい。  

 前年度同様、今期も「農村組織と農村人材育成」を強調し、様々な分野での活動を展開した。特に、農村組織活動における小規模自助グループ(SHG)では、前年度7団体しかなかったものが、今年度は50団体に増えた。SHGは小額貯蓄(マイクロファイナンス)を行い、それを原資に生活の向上、収入向上のための貸付ローンを行っている。現在、SHGの中の約3分の1の団体がそのようなマイクロファイナンス活動を行っている。青年クラブは5団体となり、今年はじめてスポーツ大会、音楽教室等を開催しているが、今後会の目標と活動とその意義を明確にする必要があるように思われる。

 健康栄養、母子保健推進のために、12名の農村ヘルスボランティア(VHV)を養成した。その内の2名はVHVリーダーとして村での母子保健活動の中心的役割を果たせるようになってきている。今後、彼女たちが2-3人でチームを組み、農村母子保健活動の範囲を拡充していくことが期待される。

 また、今年度はミニコープ(稲作、養鶏)の育成に力をいれた。今期において20名の農民と共に有機日本米栽培をおこなったが、農民3名のみが収穫までこぎつけた。継続教育学部の圃場では日本米栽培の成果を出せている。また1月からの栽培の可能性もでてきた。インドにおいては日本米栽培の需要が高く、高額で販売できるので今後小規模農民の収入向上事業として取り組む意義は大きいと思われる。

 上述した活動をより自立・発展させるために、2010年10月にASHA SIMLE TRUST(AST)を設立支援し、NGO・TRUSTとして行政登録を行った。理事はMr. Rajkumar Mahrotra (Allahabad 在住のビジネスマン)、Mrs. Namita Singh(継続教育学部プロジェクトコーディネーター)と三浦照男である。Mrs. SinghはASTのディレクターを兼任している。Mr. Kundan Kumar(継続教育学部スタッフ)はAST事務局を任され、農村在住のスーパーバイザー2名、アニメーター(活動推進員)4名、インターン1名と毎朝9時より打ち合わせ会を行っている。その後アニメーターらはチームを組んでそれぞれの仕事地に行くようにしている。かれらの仕事は現在SHGの組織化、マイクロファイナンスの指導、養鶏、稲作組合の組織等であるが、将来はかれらが技術普的な指導も行えるように養成していくことも考えている。

 ASTは継続教育学部と一体になり、ビジョンと目標を共有しつつ活動を開始した。将来、ASTがFARC(外国の資金を受け取れる銀行口座)を取得すれば、直接海外から資金援助を得ることが可能になる。農村改善活動の自立に向けた第一歩を踏み出した。

 継続的に行われている事業も含めた今期の活動報告は以下のとおりである。


II. 本会の事業内容の概要

 人材派遣に関する支援
  1.現地スタッフ派遣
  2
.専門家派遣

 事業協力活動
  3.「10ヶ月持続可能な農業研修コース(SCSA)」の支援
  4.女性と農村青年のための自助グループ組織(SHG)づくりに対する支援
  5.健康栄養・農村母子保健事業の支援
  6.貧困家庭の農村教育支援
  7.貧困農民のための所得向上活動のための支援
  8.持続可能な農業(特に養鶏、有機稲作)研修事業とその普及支援
  9.収穫感謝祭開催の支援

 その他の支援協力活動
  10.スタッフの研修
  11.活動報告会
  12.広報活動
  13.ミャンマー・カチン州の農業大学校への支援

 詳しくは、こちらをご覧ください。

 

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