(2010年4月1日から2011年3月31日まで)
I 事業実施の方針
1 事業実施の方針
本会がインド・U.P.州アラハバード県にあるサムヒッキンボトム農工科学大学継続教育学部(前アラハバード農業大学継続教育学部)をカウンターパートとして農村の人材育成を中心に農村・農業開発事業を実施して7年目に入る。昨年度同様、当学部を中心に国際協力活動を実施することを主要な事業方針とする。即ち本会から常駐型の現地スタッフ1名、また必要に応じて短期専門家およびボランティアを必要に応じて当学部へ派遣し、カウンターパートである当学部スタッフと共に事業を遂行する。
また、日本国内活動を更に活発化し、国内事務、国内の支援者、協力者を更に広める努力をする。これらを基本方針とする。
2.本会の本年度の活動重点目標
昨年度よりのJICA草の根技術協力支援金が今年度においても得られるので、農村女性の組織化(SHG=小規模自助グループ)、有機農業の普及、希望農民学校を中心とした農民教育事業、貧困住民の子どものための教育事業、農村母子保健事業、貧困撲滅と住民エンパワーメントのための収入向上事業等を活動の柱とする。その事業の推進のために本年度は人材育成に重きを置き、効率性、有効性のある統合的事業活動を実施することを重点目標とする。
3.人事
派遣されたスタッフ、専門家は、それらの活動の成果を、日本において市民向けのセミナーや講演会などを通じて、開発教育、市民教育、国際協力等の活動に活用する。本会の運営を強化するために、会員の募集、支援金の確保に努める。
II. その他の支援協力活動
- アラハバード農業大学継続教育学部における2010年度の「10ヶ月持続可能な農業研修コース(SCSA)」の支援
- 女性と農村青年のための自助グループ組織づくりに対する支援
- 貧困農民のための所得向上活動のための支援
- NGO・農民のための持続可能な研修事業の支援
- 貧困家庭の農村教育支援活動:アーシャ学校(9村、9校・児童700人)を運営と教育改善のための支援
- 奨学金の供与
- 「第7回持続可能な農業セミナー」開催支援
- 第5回収穫感謝祭開催の支援
- アーシャ主催のワークキャンプスタディーツアーを企画、実行
- 活動報告会
- インドプロジェクト支援のためのマーケット開発
- 農村栄養母子保健改善のための支援・協力
- 広報活動
- ミャンマー・カチン州の農業高等学校設立の助言活動
詳しくは、こちらをご覧ください。