いつも当組合の商品をご愛顧いただきありがとうございます。
プラヤグラージは暑い日がまだまだ続いていますが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
8月は田植えの時期です。
当組合では田植えと同時に鴨の雛を育雛し始め、
苗も雛も1週目になると同時に田んぼに放ちます。
稚苗の間を小さな雛が群れを作って泳いでいく、かわいらしい風景が見られる季節です♪
8月の注文表はこちらからダウンロードしていただけます!
aoac@ashaasia.org に送信しても返事が来ないことがありましたら、
aoacindia@ashaasia.org にメールをくださるようお願いいたします。
<<8月のお知らせ>>
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- 奇跡の木の栄養を!「モリンガパウダー」の紹介
- 今月から味噌、醤油の税率適用の変更があります
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- 奇跡の木の栄養を!「モリンガパウダー」の紹介
デリーやグルガオンでのイベントで出店すると
いつも、「モリンガって何ですか?」と聞かれます。
ここ数年で日本でも知名度が上がってきたモリンガですが、
ここで当組合のモリンガについてご紹介したいと思います。
モリンガはもともとインドに自生している木です。
南インドでは葉も食べる習慣があるそうですが、
当組合の地域では、もともと緑の葉野菜はあまり食べる習慣がなく
モリンガの実だけ食べられていました。
しかし、モリンガの葉にスーパーフードと呼ばれるくらいの
栄養素がたくさん含まれていることが研究によってわかり、
ここ10~20年で世界的に注目を浴びるようになってきました。
モリンガと検索すると、日本語でもたくさんの情報が出てきます。
ここで面白いのが、栄養失調の方にも、栄養のバランスが悪かったり、
生活習慣病(肥満、高血圧、高血糖等)の方にも、両方によいということです。
これまで判明しているだけでも92種類の栄養素が含まれており、
ビタミンCはオレンジの7倍、カルシウムは牛乳の16倍、鉄分はプルーンの82倍、
等々、様々なサプリで補給しているような重要な栄養素が
一つの植物の葉っぱに、豊富に含まれています。
当組合のモリンガパウダーも、日本食品衛生協会で栄養価を分析してもらったところ
下記のような栄養素が入っていることが証明されています。
当地域(UP州プラヤグラージ県)では10年ほど前に当地域で栄養調査し、
その食習慣を改善すれば栄養不足や死亡率の高かった女性や乳幼児の
健康を守ることができるということで、
日本のNPO法人アーシャ=アジアの農民と歩む会が現地で農村母子保健改善事業を起ち上げました。
その過程で、農村の女性たちが、いつも目にしていたモリンガの葉に栄養があり、
どのように調理して食べれば食べやすく、
家族や自分の健康を改善することができるか、
ということを身をもって体験してもらえました。
また、都会の消費者にも、忙しい生活でも簡単に栄養補給したり、
生活習慣病を改善するにも役に立つため、
パウダーを衛生的に、またきれいな緑色を保てるように作る技術を開発・研修し、
農村の女性たちがパウダーを加工し、収入を得ることができるようになりました。
ですので、当組合のモリンガを購入すると、
ご自身やご家族の健康だけでなく、北インドの農村女性やその家族の健康、
また彼女たちの収入、やがては村の発展にもつながる、
よい循環ができることになります!
また、持続可能な農業を普及するために、モリンガのみの単一栽培ではなく、
モリンガの木と木の間に、様々な野菜作物を植えることで、
生態系の多様性を保つことができ、植物の病気や虫を抑えることにもつながります。
また、ぐんぐん育つモリンガはCO²をたくさん吸収することもわかっており、
家のそばや農地に植えるだけで、二酸化炭素吸収への貢献にもなっています。
摂取し始めてから数か月後、「そういえば風邪をひかなくなった」など
よくお話をお聞きすることがあります。
ぜひ、当組合のモリンガで、一日1匙から、健康改善を始めてみませんか?
お勧めの食べ方は、ヨーグルトやスープに混ぜたり、緑茶や麦茶と一緒にとったり、
コーンフレークやサラダ、お料理の仕上下の飾りつけに振りかけたり、
オムレツ、粉もの(天ぷら、お好み焼きなど)、スムージー、
ベーキング(パン、クッキー、ホットケーキ、ヨモギ餅代わり)にと、
ぜひ楽しくお召し上がりください!
また、今月からモリンガソルトと、岩塩のギフトパックのデザインを
ブロックプリントなどのデザインに変更し、説明を添えて、
話題になりそうなギフトパックにしましたので、
こちらも、ぜひご利用ください。
モリンガについての書籍はたくさんありますが、
こちらの書籍は読みやすく、論文のデータも、体験も書かれており、お勧めです。
「奇跡のモリンガ」大山 知春 (著), 江田 証 (監修) 幻冬舎 (2019)
- 今月から味噌、醤油の税率適用の変更があります
公認会計士の元で商品分類と税率の見直しをしました。
それにより、8月から味噌、醤油の税率の適用が18%から12%になります。
しかし、材料が高騰していることから、本体価格を値上げし、
合計金額は変更しないこととさせていただきます。
大変心苦しいのですが、何卒ご理解お願いいたします。
最近の気候変動や災害により、世界の食料危機が到来するのではないかと言われており、
インド政府は国内の食料を確保し、価格を安定させるため、
バスマティ米以外のお米の輸出を禁止したとのこと。
私たちの組合の農家も、まとまった雨がなかなか降らず、
自己負担で燃料を購入し、地下水を汲み上げねばならない状況を聞いています。
そんな中で、今週から田植えが始まろうとしています。
そのような不安の中で鴨の卵から雛が今週生まれてきます。
合鴨農法では、雛を田んぼに突然放す前に、桶に水を張り、水に慣らせ、
羽毛を乾かす練習をしてもらいます。
雛のお尻に油が出る部位があり、嘴でつついて油をだし、
羽毛全体に油を広げます。
そうすると、次は入水したときに、水が羽毛の中に入り込んでべたっと重くなるのを
抑えることができ、鴨は悠々自適に泳ぐことができるようになります。
自然の不思議な力、本当によくできているなあと感心してしまいます。
まだまだ暑い日が続きますが、インドにご滞在の皆様のご健康と活力が
当組合の食材を通して守られれば嬉しく思います。
お時間ありましたら、下記のSNSの投稿もチェックしてみてください!
川口景子
アラハバード有機農業組合マネージャー