【現地報告】北インドの新型コロナウイルス感染


副代表理事 現地総責任者  三浦 照男

皆様には大変ご心配をいただきありがとうございます。
インドでは、3月24日夜8時、モディ首相は25日午前0時から21日間、全土封鎖(ロックダウン)を続けることを発表しました。これにより、約14億人の活動が一斉に制限されました。さらに、5月3日まで延長となりました。この長期間のロックダウンは日本と違いかなり厳しいもので、現地拠点のあるウッタルプラデシュ州プラヤグラージ県の村々でも主要な道路は封鎖され、軍隊、警察が他州からの帰省者を入れないようにしています。幸いにも現地拠点のあるプラヤグラージ市の感染者は1名にとどまっています。今は、5月3日のロックダウン最終日に、政府からどのような発表があるか、全国民が固唾を飲んで待っています。
現地拠点は大学施設内にあり、一般人との接触は少なく、買い物も大学の生協が利用できます。大学は緊急対応部門以外は入場を制限していますのでキャンパス内はひっそりしています。駐在員は業務を続けていますが、職員は出勤できません。2020年度の事業は開始していますが、事務所内での業務に限られ、農村活動はできません。近くに住む職員はマキノスクールの農場で野菜の収穫、稲や大豆の灌水や生育状況の観察を行っています。新型コロナウイルス感染の一日も早い終息を祈っております。

【アーシャ会報:号外】 

当会では会員の皆様に年3回、会報を発行しています。4月1日発行の第62号は編集を終えて印刷を依頼しましたが、ロックダウンにより印刷業者も休業しました。今後、規制が緩和されて会報が納品されましたらお届けしますが、一部の記事をご紹介します。

「新型コロナウィルスに負けない」

アーシャ代表理事 母子保健専門家  三浦 孝子

いつも、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」の活動にあたたかいご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございます。このたびの新型コロナウイルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活や休日の行事などに影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
中国武漢から世界中に拡がってしまった新型コロナウィルス感染症は予測の域を遥かに超え、とうとうWHOもパンデミックと宣言するに至りました。インドは1月末から2月初め、中国帰りの3名が陽性、その後全員回復。水際作戦が功を奏しているように見えました。しかし、3月、観光シーズンに入り欧米からのツアー、中東からの帰国者など報告数が増えて、3月16日現在、感染114名(死者2名、回復者13名)、ここウッタルプラデシュ州(人口約2億3千万人)は感染者13名、回復者4名。保健省からの通達で集会や映画館、学校は休みになっており、アーシャ・インド事務所のある、サムヒギムボトム農工科学大学も閑散として、とても静かです。   ・・・続きを読む

「インドと日本を幸せにするモリンガの環」

北海道情報大学医療情報学部 准教授 母子保健専門家  奥村 昌子

アーシャ会員の方にはすでにお馴染み「モリンガパウダー」。皆さんはもうお試しになりましたか。モリンガは家庭菜園でも栽培ができるため、インド農村部の母子保健プロジェクトの一環として、妊婦さん、子どもたちの栄養改善のために用いられてきました。モリンガ葉はカレーにしたり、粉末はスイーツにしたりと、インドではモリンガを日常的に料理に使われています。今年度からは、ヘルスボランティアの女性たちがモリンガ栽培を本格的にスタートさせ、モリンガを乾燥させてから粉末にする「モリンガパウダー」の生産、販売をしています。私はモリンガをアーシャのプロジェクトを通して知りました。Googleトレンドで「Moringa」をみてみると、世界では2012年頃からじわじわと検索されるようになってきたようです。そして、2018年ごろには、「スーパーフード」として、特に海外のメディアで、モリンガの記事が頻出するようになりました。今では、お茶やパウダー、錠剤などモリンガを使った食品や化粧品などがたくさん出回っています。今回は、このモリンガについて、会員の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。   ・・・続きを読む

【AVSショップ】             

 

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