農村の子供たちに教育機会を ー アーシャ学校

教育で、子どもの未来を変える「アーシャ学校」
学校に通えない子どもが多い農村で、学校運営の担い手や教師を育成し、就学の呼びかけ、特別教育(運動会、教育キャンプ)開催等の運営支援を行っています。少女たちに必要な保健や栄養の知識を身に付けてもらうガールズキャンプも開催しています。

2018年、アーシャ学校は、農村3村に3校ありました。児童に対する保健教育を中心に、環境教育、農業教育、美術教育などを特別学習プログラムとして支援しました。また、アーシャ学校の授業料は他の私立学校に比べ低く設定されていますので、生徒に奨学金を供与しました。

 

8月、アーシャ学校の教師の資質向上のための研修プログラムをマキノスクールで実施しました。主に、特別教育キャンプの授業を教師が率先してできるようにするための訓練を行いました。そして、同月下旬、小学校の4,5年生を男女2グループに分け、1泊2日の特別教育キャンプを行いました。学習内容は、自然環境と有機農業、栄養と健康調理、また、女子生徒には女性のライフサイクルについて等、学校ではできない経験ができるように配慮したカリキュラムでした。

この他に、絵画教室、総合学力試験、アーシャ学校運動会、そして、2019年3月3日にはパハルカプラ村で行われた収穫感謝祭(HTC)に参加し、生徒が寸劇等を披露しました。

 

2019年、政府の学校認可に対する規制が厳しくなり、アーシャ学校は実質マエダ校1校のみの支援となりました。アーシャ学校マエダ校の生徒に奨学金を供与しました。

2019年9月、アーシャ学校マエダ校において、インターンシップ研修に参加した日本人大学生10名と同校の教師・生徒との交流会が行われ、遊びや文化について話し合いました。大学生は農村調査のため、同校2階のマエダ農村センターに宿泊しました。

 

2020年3月下旬、コロナ感染拡大によりロックダウン令が施行され、移動・集会は規制されました。このため、アーシャ学校マエダ校の生徒への奨学金供与、校舎の修繕等の支援を行いましたが、特別学級の支援は休止しました。 2021年もコロナ禍が続いており、アーシャ学校マエダ校の生徒への奨学金供与、校舎の修繕等の支援のみ行いました。

 

2022年、ほとんどすべての学校が再開しています。アーシャ学校マエダ校では、生徒は少なくなりましたが、お友達や先生と楽しく学んでいます。最近、インド政府は、授業料、昼食、教科書、制服などを支払う必要がないため、4年生を終えた多くの生徒が、自宅近くの政府学校に転校したようです。